良質なキャットフードで飼い猫の免疫力を向上させる秘訣

健康を維持するために必要となる「免疫力」とは、ウイルスやがん細胞などから身を守るための防御システムです。抵抗力や自然治癒力とも呼ばれ、この機能が正常に稼働しているからこそ元気でいられます。人間も猫も、免疫力をいかにして高めるかが長生きの秘訣なのです。

 

免疫を低下させる原因は加齢や病気、ストレス、飼育環境など様々です。細菌感染だけでなく、アレルギー疾患、内臓疾患、悪性腫瘍などに罹りやすくなるため、日頃から気をつけておきたいところです。

 

免疫力をコントロールする免疫細胞は腸内に最も多く存在しており、その活力は腸内環境によって左右されます。腸内環境は食事次第で変化し、毎日与えているキャットフードが愛猫の寿命に深く関わっています。免疫のメカニズムを知ると、フード選びの根本的な見方が変わるかもしれませんよ。

 

 

善玉菌>悪玉菌がポイント

免疫細胞の主体である白血球は骨髄で生まれ、血管やリンパ管を通して全身を巡ります。白血球と一口にいっても多種多様で、それぞれの得意分野を活かした連携プレーにより外敵を攻撃します。そしてこれらの免疫細胞は全体の6〜7割が腸管に棲みついています。

 

腸は体内にありながら、口と肛門を通じて体外とつながっています。食事や呼吸のたびに有害な異物が侵入する可能性があり、常に危険に曝されている場所でもあります。そのため、幾多もの免疫細胞が臨戦態勢をとっている腸は「最大の免疫器官」とも呼ばれています。

 

この免疫細胞の働きを活発にするのが、腸内細菌である善玉菌です。善玉菌が増えると腸内のph値が酸性になり、悪玉菌の増殖を抑えます。腸内環境を整えることが免疫アップのカギとなるのです。

 

また活性化させるためには体を温めるのも有効です。適度な運動が一番効果的ですが、具合が悪いとそうもいきません。無理のない範囲で屈伸運動をしてあげたり、体をさすってあげるだけでも血流を良くすることができます。

 

 

効率的に善玉菌を増やそう

市販の安いキャットフードの中には、原価を下げるため主原料に炭水化物を使い、粗悪な材料をごまかすため防腐剤や酸化防止剤などの添加物が使われている物もあります。

 

猫は炭水化物の消化が苦手な動物です。消化されずに腸内に残ったものは悪玉菌が分解し、腐敗させて有害物質をつくり出します。添加物は酵素の働きを妨げ、大量に浪費させます。また悪玉菌のご馳走でもあるのです。

 

手に入れやすいお手頃価格の裏には、こうしたリスクが潜んでいます。悪玉菌を増殖させないためには、質の良いキャットフードおすすめランキングから選ぶことが重要です。

 

善玉菌を増やすには、乳酸菌やビフィズス菌などの摂取が有効です。オリゴ糖や水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなるため、一緒に摂るとより効果的です。ただし不溶性食物繊維は善玉菌が分解できないので注意しましょう。酵素も代謝や消化をサポートし、腸の機能向上に一役買ってくれます。

 

これらの成分や栄養素は、軟便、便秘、アレルギー対策などのキャットフードに含まれていることが多いです。獣医師への相談が前提となりますが、そういったフードを取り入れてみるのも一つの方法です。

 

 

免疫アップは理想的な健康法

免疫力をアップさせるためには、定期的な運動、ストレスのない生活、そして食事が大切です。だからといって食べるものに気を遣うあまり、頑張りすぎてしまうと長続きしません。要は腸内環境に重点をおき、それをもとにキャットフードを選べばいいのです。

 

栄養価と消化吸収に優れたキャットフードをメインに与え、さらに善玉菌をバックアップしたいときはサプリや漢方薬の助けを借りるのも良いでしょう。腸への負担を減らすためにドライフードを小さい粒にしたり、柔らかいウェットフードに変えるのもおすすめです。しかし急激なフードの切り替えは、腸内細菌のバランスを変化させるので要注意です。今まで与えていたフードに少しずつ混ぜていきましょう。

 

愛猫の健康はすべての飼い主の願いでもあり、親心でもあります。誰もが持って生まれた防御機能「免疫力」をパワーアップして、病気に打ち勝つ強い体づくりを目指しましょう!

 



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グレインフリーとは
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